交渉開始後2か月で過払い元金全額の返金を受けられた事例

背景

依頼者は、15年程前から消費者金融を利用していましたが、返済が終わらず、過払い金があるのではないかと思い、調べてみたところ、過払い金が発生していることが判明しました。そこで、これを取り戻したいと考えて、ご相談に来られました。
貸金業者から開示された取引履歴をもとに、利息制限法に基づく引き直し計算をして確認したところ、元金のみで数百万円の過払い金が発生していることが確認できました。そこで、過払金に利息を付けて返還するよう通知をしました。
消費者金融からは、過払元金の8割相当額での示談を提案されました。しかし、依頼者は、払いすぎた金額については全額取り戻したいという意向であったため、当方から再度返還を求めたところ、過払元金全額に相当する金額を翌月に一括で支払うという内容で合意ができました。
合意の通り、翌月の期日に一括で支払を受けることができたため、本件は交渉開始から2か月という早期に解決をすることが出来ました。

弁護士からの一言

最近は、過払金に関するご相談は少なくなった印象があります。しかし、本件のように、些細なきっかけで自身の借金を見直してみたところ、過払い金が発生していることが判明することもあります。
貸金業者によっては、合意に基づく支払が数ヶ月先になるということもありますが、本件のように、早期に支払が受けられることもあります。
貸金業者との取引が長期にわたる場合には、過払い金が発生している可能性がありますので、一度弁護士にご相談下さい。

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